風のシルフィード(2)
シルフィードには、「浅屈腱炎」という、競走馬としては致命的な欠陥があった。
優秀な競走馬になる確率はゼロに等しい。
しかし、駿はわずかな可能性に賭け、シルフィードを立派な競走馬に育てることを心に誓う。
いつかシルフィードに乗って、ダービーに勝ちたい…! 駿は騎手になることを夢見て、競馬学校の門をくぐった!母馬譲りの末脚で奇跡の走りを見せるシルフィードは、鬼の調教師・菊地に認められ、いよいよデビューすることに。
レースは大接戦、追い上げるシルフィードは、ハナの差で初勝利をもぎ取った! しかし来週には、3億の値がつく名馬・マキシマムのデビューが決まっている。
ライバルの出現に、どうなるシルフィード!?母馬譲りの末脚で「白い稲妻」の異名をとり、馬嫌いの弱点も克服して快進撃を続けているシルフィード。
ついに朝日杯三歳ステークスに挑戦することに! 三歳馬のチャンピオンを決めるビッグレースのプレッシャーは大きいが、絶対に負けられないレース。
マキシマムにカザマゴールド、強敵揃いのレースにシルフィードは!?騎手試験に合格し、はれて騎手となった駿は、騎手デビュー戦で、逃げの名手・宇南を見事に差し切り、初勝利を収める。
その後も駿は順調に好成績を重ね、実力を認められていく。
そしてついに、念願のシルフィード初騎乗が決定した! しかし、気の緩みから事故を起こし、落馬恐怖症に陥ってしまった駿。
駿の騎手生命は!?さつき賞に挑むシルフィードとベテラン騎手・谷村のコンビ。
レースには、名馬マキシマムと天才ジョッキー・夕貴の黄金コンビも出場する。
レースは大乱戦、予断を許さない試合展開となった。
最後には谷村の執念でシルフィードが勝ったかのように見えたが、掲示にシルフィードの名が出ない…。
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