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加治隆介の議(12)

フランスの核実験再開のニュースを受け、外務政務次官の加治隆介は対応に追われることとなった。
青杉総理はフランスに強い抗議をし、国内世論も過剰に反応して、フランス大使館の前では連日デモ運動が行われる。
日本のフランスに対する強硬姿勢を見て、ホワイトハウスから「日本がとるべき望ましい行動」の示唆が入るが…APEC大阪会議が開かれる際、中国の代表団がクレームをつけてきた。
対立する台湾の宿泊先のホテルと比べ、中国のホテルが見劣りするという理由だった。
しかし、開催まであと1ヶ月。
別のホテルで予約を入れていた地元・鹿児島の暴力団と上手く交渉できた加治隆介だったが、それが原因で「加治たたき」がはじまってしまう!!マスコミの「加治たたき」報道は過激さを増し、加治隆介は衆議院議員を辞職する決意をした。
議員を辞職して浪人の身となった加治は、韓国へ向かう。
日本外交の重要問題である日韓関係の勉強をし、韓国の政治家達と会うのが目的だったが、官房長官も務めていた重要人物ということで、北朝鮮の工作員に狙われてしまい…加治隆介の「みそぎ選挙」が始まった。
「日本のために」と訴える加治に対して、「我々の味方じゃない」と地元有権者はそっぽを向いてしまう。
対立候補の谷崎は、あからさまな加治批判と、地元への利益還元をうたう。
自由と責任党の比例区名簿にも入らなかった加治の苦しい選挙が始まった!苦しい選挙を戦い抜き、当選を果たした加治隆介。
加治の所属する自由と責任党は大幅に議席を伸ばし、連立政権第一党となった。
青杉総理をおろし、自由と責任党から総理をたてようとした渦上だったが、そこには海藤の仕掛けた罠が… 一方、加治隆介は、防衛庁長官として入閣した。
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